現代の崩壊する食卓

昭和シリーズ.jpg
相変わらず昭和時代を紹介した本が好きだ。
この小泉和子氏のシリーズ(?)を立て続けに読んでみた。
読むというか…写真が多いので何となくボーっと眺めていただけだけど。

別に読書家ってわけでは無くて、結局「無料の娯楽」をつきつめると「図書館の本」になるわけで…そういった理由から最近はよく本を借りてきている。

それにしても、電化製品や大量生産品が普及する前の主婦って本当にすごい。
下着・着物・布団…ありとあらゆるものがお母さんの手作りだ。マジでスゴイ。ミシンが普及する前は全部手縫いだ。ハンパじゃない。
蚊帳も麻の栽培から始まり、すべて手作りで作っていたようで、すさまじい作業量だったようだ。
「女が蚊帳を完成させるのは、男が家を建てるのと同じくらい大変だ」と言われていた…なんてことも書いてあった。

20180115143202017.jpg
料理だってホント…大変だったろうなぁ。こういう和の家庭料理って見てるだけでホッとするな。

20180115143154584.jpg
洋食も美味そう。この絵がまた何とも言えない。

ちなみに『ちゃぶ台の昭和』の【崩壊する食卓】という項目にこんなことが書かれていて、なんとも物悲しい気持ちになった。

こうしてみると現在の食卓は家族団欒の場でも、生き方の精神を伝える場でもなくなっていることがわかる。
家は会社人間の父親の給餌場、子供たちが会社人間になる資格としての学歴を得るための寄宿舎となり、食事も家族の心の交流をする場ではなくなったのであろうか。
しかしこれはもはや食卓の問題をはみだしてしまっている。
(p116-117)


この本が出版されたのは2002年であり、原稿を書くにあたって小泉氏が参考にしているデータは1980~1990年代のものなので、今はもっとひどくなっているだろう。
もちろん、家族団欒に気を遣ったり、子供の精神的影響に気をつけている家庭もあるだろうけど…夫婦共働き・核家族・一人っ子(多くても2人)…という家庭が多いであろうことを考えると…物悲しい食事風景が多くなっているのではないのかな。

それにしても「家は会社人間の父親の給餌場、子供たちが会社人間になる資格としての学歴を得るための寄宿舎」というのは良い例えだわ。

振り返ってみると「暖かい家族団欒の食卓」なんて私も無かった。無機質でシーンとしていることが多かった。

でもさ~結局家族なんて、いつの時代もなかなかうまくいかないもんだよね。
昭和時代は昭和時代で色々と大変だっただろうし、暗い部分や歪みもたくさんあっただろう。

でも確実に上手くいっている和気あいあいとした家族がいることも事実なんだよなぁ…。

家族ってなんなんでしょうね。

↓よろしければクリックお願いします
にほんブログ村 その他日記ブログ ニート日記へ
にほんブログ村

この記事へのコメント

  • マリリン

    昭和の時代、特に今のように電化製品がない時代の主婦は本当に大変だったと思います。洗濯もたらいで洗濯板で洗っていたみたいだし、水道がない時代は井戸まで水を汲みに行っていたと祖母が言っていました。御飯炊くだけでも時間かかったろうしね。でも明治!大正時代はそうだったんですよね。子沢山も多かったのでホント家事だけで一日が終わってしまう感じだったと思います。昔の女性は偉大でしたね。それに比べれば現代は家事だけでもどれだけ楽になったか。古き良き時代という事でしょうか。
    2018年01月31日 14:27
  • シスイ

    マリリン様>
    本当に大変だっただろうと思います。
    そしてなにより生活の知恵がすごいです。

    明治大正どころか、戦後の1950年代くらいまでは電化製品のほとんどない生活だったようです。特に田舎の方は。
    着るものも手作りですから…本当に昔の女性は忙しかっただろうなと思います。

    偉大ですね。
    2018年01月31日 20:36