マイノリティの中のマイノリティの中のマイノリティ

世界一周ホモのたび.JPG
『世界一周ホモのたび』というエッセイ漫画がある。
原作はゲイライターのサムソン高橋氏。
作画は熊田プウ助氏。

私はもうこの漫画が大好き。大好物。

どのくらい好きかというと、その昔ブックオフで見つけた第1巻を買い、読み終えてブックオフに売り飛ばすというブックオフ無限ループをやったけれど、やっぱり手元に置いておきたくなってすぐに買い戻した。

けっきょく普通に買うより高くついてしまった。そのくらいこの本が好きなの。

中身はとにかくすごい。
下ネタしかない。

ゲイの世界(厳密に言うとゲイの世界の中でもかなり特殊な世界)に免疫のないノンケや潔癖な精神の方はとても読めないだろう。
美少年しか受け付けないようなひよっこ腐女子も驚くだろう。

本の新刊情報なんてチェックしないから、新しく第5巻が出ていたことにずっと気づかず、つい先日知って購入した。
Kindle版ではなくきちんと書籍で購入した。ここはケチりたくない。

順調に巻数を増やしていったこのシリーズだけれど、サムソン高橋氏の金が無さすぎていったん終了となってしまったようだ。
旅行するのには金が居るからね。旅費は自腹だそうなので…。

サムソン高橋氏は本当にすごい。
何がすごいって……

マイノリティ(ゲイ)の中のマイノリティ(フケ専デブ専)の中のマイノリティ(ほぼ無職ぼっち)だからだ。

しかもブスで全然モテない。(←ご本人が自分で言ってるので悪しからず)

それなのに強靭なメンタルと行動力を持っていて、文章も面白く、徹底的に自虐してるのが本当にすごい。

なんで私はこの本が好きなのだろうか。自分でも不思議だ。

私も、マイノリティ(高齢処女)の中のマイノリティ(セルフロストバージン)の中のマイノリティ(キチガイニート)だからかな。


社会の片隅にはこんな人間も居るんだよ…それでも生きてるんだよ…という謎の勇気を与えてくれる作品だ…(少なくとも私にとっては)

高齢処女がデブ専フケ専のゲイのエッセイ漫画を愛読するなんて、本当にシュールだなぁと我ながら思う。
自分にとって絶対に関わることのない世界だから、ジェラシーを感じることもないし、羨ましくも思わないし、読んでいて傷つくこともないから楽しく読めるのかもしれない。

それにしても終わっちゃうのは哀しいなぁ。誰か取材費渡してやれよぉ。
クラウドファンディングとかできないのかしら。
テレビ番組「クレイジージャーニー」でも取り上げられたくらい有名なのに。(←ただしスタジオはドン引きしていた…ホロリ)

やはりそこまでのニーズは無いのか。ニーズがない割りにはよくもまぁ5巻まで出版できたもんだな。

現在、サムソン高橋氏は破格値で家を購入して友達と暮らしているらしい…幸せになって欲しいわ。
家を購入したせいで金欠になったわけだけど……。

復活&続編をひそかに期待します。

それにしても、ゲイだレズだLGBTだのなんだの言ってるけど、高齢処女こそホンモノのマイノリティなのではないのか。

下手したらゲイやレズより声をあげることができねぇ。

高齢処女だっているんですよ!そんなものいないと思ってましたか?いるだろうとは思ってたけど目を背けてましたか?
中年童貞は話題にできるけど中年処女は話題にできないってか?

いやいやいるんですよ!たしかにここに存在してるんですよ!ここにいるんですよーー!って世界の中心で叫びたい。

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この記事へのコメント

  • マリリン

    熊田ぷう助氏知ってますよ。7、8年前本当に笑える話という雑誌にはまっていてよくホモの漫画エッセイとか載っていました。新宿2丁目とかナンパしたりしてもあまり捕まらず、どうでもいい人とトイレでヤッたりして、結構痛い目にもあっているみたいです。丁度その時に世界一周ホモの旅の第1巻が出たんじゃなかったかな。 サムソン高橋氏の名前も漫画のエッセイの中によく登場していました。熊田氏の仕事の上でのパートナーかな。5巻まで出ていたんですね。実は私も腐女子なのです。以前はBL漫画、小説の単行本、雑誌をよく買い漁っていました。独特のワールドですよね。

    2018年05月09日 23:33
  • シスイ

    マリリン様>
    なんと…マリリン様も腐女子でしたか(笑)

    熊田プウ助氏とサムソン高橋氏は『月刊サムソン』時代からの知り合いのようで、仕事上のパートナーですね。
    熊田プウ助氏のエッセイ漫画も少し持っています。けっこうハードな内容ですよね。
    ただ、熊田氏単体より高橋氏と組んだ作品の方が面白いので、ホモの旅を続けてほしいなぁと思っています。

    彼らのアグレッシブさとか…すごいエネルギッシュな盛り方はスゴいなと感心します。
    2018年05月10日 00:53
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