高齢処女のデート

「恋愛コンプレックスの波」「処女コンプレックスの波」はたびたび訪れる。

この波が訪れると躁状態になったり、逆に鬱状態になったりする。

まだ私が普通の人間だった26歳くらいのときに、けっこうデカいビッグウェーブが来たことがあった。
「どうしよう…どうしよう…このままじゃ性体験ゼロのまま三十路の大台だ」と変な焦りが押し寄せて、交遊関係の広いちょっと変わった女友達に、恥を忍んですべて打ち明けて…

「とにかくヤッてくれる人を探している。頼む。誰かいないかな??(ただし最低限の常識がある人でお願い)」

…みたいなメールをしたことがある。友人からの返信は安定の模範解答。

「う~ん…そりゃ“よし!俺やるよ!”って人は居るだろうけど…やっぱりそういうのよくないよ。初めてなんだし好きな人とした方がいいよ。大事にされるよきっと!」

模範解答。100点満点の模範解答。
そりゃあそうだよね。そう言うしかないよね。私が逆の立場だったら同じこと言うわ。
しかも「紹介」ってのは紹介した側にも責任が発生するから下手なことできないし。

その後しばらくして、この友達からは普通に男性を紹介された。ヤるとかヤらないとかじゃなくて、普通に「とりあえずメル友になってみ!」と紹介された。

メル友になって、しばらくメールして、やがて会うことになった。

私は色々考えた末「やっぱりちゃんとオシャレせなあかんよな…」と考え、いつもはめんどくさくてメガネだけど、久々にコンタクトを入れた。
貞子ヘアを巻き巻きして巻き髪にして女子力高めた。洋服も当たり障りない無難な感じにした。

会ってみると可もなく不可もない普通なメガネ男でいい感じだと思った。

渋谷をブラブラして映画観て飯食った。
何の映画を観たかというと「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」である……なんでこれを選んだのか…よくわからない。。
ちなみに、つまらなかった。

イマイチな映画を見たあと、微妙な空気になりながらも、なんとかコミュニケーションを続けるふたり。
正直、あんまり…というかほとんど趣味嗜好に共通点がないから色々と戸惑ってしまったが、それでもなんやかんやと話は続けることができた。

困ったのがお会計。

普通に割り勘するもんだと思い込んでいたけれど、彼は全額払ってくれるような雰囲気で行こうとしている。これは想定外だった。映画も飯も払おうとするのよ。

私は当時「奢られるのが当たり前だと思ってる女死ね」みたいな2ちゃんの書き込みを鵜呑みにしてしまっていて、やはり女も払わないといかんよな…もしやこれは試されているのかもしれない…などと思い、
「割り勘でいいですよあの…あのあれですからあの…ゴニョゴニョ」とガチャガチャしてしまい、スマートなお支払いとは程遠い、オバチャン同士のやり取りみたいな光景を繰り広げてしまった。

これ、マジで皆どうしてるんだろ。人それぞれなんだろうけどさ…経験値が無さすぎるがゆえにスマートな行動がとれなかった。

とにかく1日を終えて、家に帰ってきたときにはもうグッタリグッタリグッタリで死んだよ。
そもそも化粧してコンタクト入れて髪を巻いた時点でかなり疲労があった。

みんなこんなことを難なくこなしてるのか。すごいな…としみじみ思ったよ。

その後、メールのやり取りは何度か続いたんだけれど、結局私の方から返信しなくなり…彼も送ってこなくなり…終わり☆

本当にね、結局私は逃げてるんです。
めんどくさくて何もかもから逃げた結果がこれ。

つうか、本当になんで世の中の皆さんは会社行ってデートして趣味だのアウトドアだの…とアグレッシブに行動できるのか不思議でならん。

世の女性たちは、毎日毎日化粧してムダ毛処理して髪も爪も綺麗にして…ってすごい仕事量だよ。女子力高い人はもっとすごい仕事量だし。

まぁ、このデート体験(?)は、つくづく自分のダメさ加減を思い知った出来事だった。
このことがあって「こんな疲れること自分には無理だ」と、気持ちにも行動にもブレーキかかったんだよなぁと思う。

でもちゃんと、当時はそれなりに頑張ったんだよ。自分なりには。
何も行動しなかったわけではない。1ミリくらいは行動してた。

今考えると、かっこつけずにありのままを正直に話せばよかった。お互いにね。
「いや~なんかすいませんでした。白状すると私、こういった友人紹介型のデートは初めてなもんで勝手がわからなくて…」とか、飾らずに話せばまた違っていたのかもしれない。

結局人と密接に関わるのが苦手すぎて怖すぎて避けてしまう。
「THE・回避性人格障害」って感じの人間だよ私は。

回避して回避して、逃げて逃げて、ご覧の有り様。

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この記事へのコメント

  • 香坂

    はじめまして。
    偶然、ブログを見つけました。
    シスイさんにも、きっと良い人が見つかると思いますよ。
    ただ、今はその時が来てないだけですよ。
    2018年05月13日 18:24
  • シスイ

    香坂様>
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    温かいお言葉ありがとうございます。心に沁みわたります…。
    ただ、もう耳にタコができるくらい…色々な人にそう言われ続けて33年です…。
    2018年05月13日 19:46
  • 花音(凛)

    天候の変化もあって体調も優れない時期ですよね。

    私は妊娠経験も結婚経験もまだありませんが、
    避妊に失敗し、望まない妊娠をしてしまい、母子共に食うに困る方がきっと辛いですよ。

    かつて勤めてた建設会社で生涯独身を貫く生涯未婚のお爺さん、おじさんをたくさんみてきたのでそれからはあまり、異性との交際経験が少ないことは気にならなくなりました。

    上には上がいるんだなと思うと…。
    2018年05月13日 20:05
  • マリリン

    シスイさん、今月は凄いですね。今まで隔日でブログ更新だったのにずっと連投。今は30代でも処女は結構多いと思いますよ。以前よりも積極的に恋愛したいという男女が少なくなってきたみたいですから。私の世代の女性は早く捨てた方がいいみたいな風潮があったみたいですが… でもこれって向き不向きがあると思います。細かい所まで気を配るって面倒くさいですもの。常に彼氏が絶えない人はそれなりに努力してるんだと思うし常にアンテナを張ってるんじゃないかな。あまり悲観的にならず、今まで大切にとってたんだからこの人と思う人に捧げたいと誇りに思う位でいいと思いますよ。
    2018年05月13日 20:20
  • シスイ

    花音(凛)様>
    体調がおかしくなる時期ですよね…本当に。

    たしかに、避妊の失敗ほど恐ろしいものはありませんよね。
    それは常に考えてしまいます。泣くのは女なんだなと。だから慎重にならざるを得ない。

    上には上が居るってのもわかります。
    男性もそうですが、女性でも50代60代独身はたまにいますし、私の叔母がまさにそれですから…叔母は若い時からクリスチャンなのでもしかしたら還暦処女かもしれません。

    結局は、本人の考え方次第ですよね。
    2018年05月13日 21:30
  • シスイ

    マリリン様>
    なんだか変なスイッチが入ってしまって…苦笑。

    たしかに処女童貞は増えていますから、30代処女も増えているでしょうね。なかなかそんなことを話す場もないから、見えてないだけで…。

    つねに彼氏が絶えない人って本当にすごいですよね。略奪する人とかのパワーってどこから来るんだろうと、不思議に思います。
    さすがに誇りには思えないし、このままだとこのまま死ぬことになりそうですが、なるべく悲観しないように頑張ります。
    2018年05月13日 21:34
  • かなこ

    はじめまして。ニートの方の日記を探していたらこちらのブログにたどり着きました。記事、どれもとても面白くて一気読みしてしまいました!サムソン高橋さんの漫画、大好きです!
    私も高齢処女まっしぐらな未来が見えたのでネットで知り合った人とロストバージンしてしまいました。でもだからといって人間としての経験値が上がるわけでもなく…
    私はシスイさんのようにデートなんてしたことがないのですごく羨ましいです。
    処女の捨て方なんて色々あると思うけど、デートに至るってすごく正当でまっとうなご行為だと思います。
    デートしたことのない人間もいると思って、励みになっていただければ幸いです。
    よろしければまたお邪魔させてください。長々と失礼しました。
    2018年05月13日 21:35
  • シスイ

    かなこ様>
    はじめまして。コメントありがとうございます!お褒めの言葉を頂き嬉しいです。
    サムソン高橋氏の漫画面白いですよね(笑)

    ネットで知り合った人とロストバージンするとは、すごい勇気です。あっぱれです。
    たしかに、捨てたからと言って何かが大きく変わるわけでは無いですよね…。

    デートと言っても…あまりときめくようなデートではありませんし、正直黒歴史のようなもんですが、励ましのお言葉ありがとうございます。

    世の中には色々な人がいますよね。
    2018年05月13日 22:29
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